9/4 (Sun) Welcome Back Party 2011の報告

この時期の恒例の企画となりました、「Welcome Back Party」が今年も開催されました。

今年は、「日本を世界に発信していく」をテーマとして、秋葉原のディアステージにて、内閣官房参事官、国際・IT広報担当の加治慶光氏、ディアステージを立ち上げた(株)モエ・ジャパン代表取締役もふくちゃんにスピーチいただきました。加えて、アイドルたちのライブを堪能し、秋葉原のディープな世界に触れる貴重な機会となりました。また、参加者の中から今年卒業された方々から決意表明を頂戴しました。

■ MBA友の会 Welcome Back Party(WBP)2011

□日時:2011年9月4日(日曜日)13:15(開場13:00)~

□会場:秋葉原ディアステージ

□司会:神澤絵美、田淵良敬(WBP2011幹事)

□参加者:52名

□イベント:

- 加治慶光氏スピーチ:
「日本が世界に語れること~日本ブランド再構築クール・ジャパンへの取り組み」
– もふくちゃんスピーチ:
 「秋葉原ビジネスの現状、理念」
– 決意表明: class of 2011の参加者から9名

□スケジュール:

13:00      受付開始

13:15      開会挨拶・乾杯 (MBA友の会 幹事 俵輝道)
13:30~13:45  MBA友の会の紹介および今後の方向性 (MBA友の会 幹事 田中宏隆)

13:50~14:20  加治慶光氏スピーチ

14:30~14:40  決意表明

15:00~15:15  もふくちゃんスピーチ

15:15~15:45  アイドルたちによるライブ

16:00      閉会挨拶 (MBA友の会 幹事 小野澤学寿)

16:30~     東京洋食バル・TOMOSHIBIにて2次会

9/4(日)、秋葉原ディアステージにて、今年MBAを取得されたIESE class of 2011田淵 良敬さん、Cornell, Johnson class of 2011神澤 絵美さんの司会進行で、WBP2011が開催されました。9月に入ってもまだまだ暑さが残る中、計52名ものホルダー、新ホルダー、キャンディデート、アプリカントの皆様にご参加いただき、活気溢れるパーティーとなりました。

まず、はじめに、MBA友の会幹事の俵輝道より開会挨拶として、今回のテーマである「日本を世界に発信していく」に関連して、加治慶光氏のスピーチ、および、秋葉原アイドルたちによるライブを楽しんでほしい旨を述べるとともに、現状の日本を嘆くだけでなく当事者意識を持って実際にアクションを起こしていくことが必要との考えを述べさせていただきました。
開会の挨拶

挨拶後、乾杯の運びとなりました。

しばらく、ご歓談いただいた後、同じくMBA友の会幹事の田中宏隆より、MBA友の会の紹介および今後の方向性を発表させていただきました。
発表では、MBA友の会が設立された1997年から続く理念の紹介から始まり、5つのコアバリューに沿った今後の目指す姿、具体的に取り組んでいく活動、決意を伝えさせていただきました。
また、MBA友の会との関わり方として、イベントへの参加、イベント実行委員としての参加、MBA友の会幹事としての参加を挙げ、これらへの参加を呼びかけさせていただきました。

Mtomoを盛り上げよう!

その後、今回のメインイベントとして、加治慶光氏より、「日本が世界に語れること~日本ブランド再構築クール・ジャパンへの取り組み」と題して、スピーチをいただきました。

スピーチは、東日本大震災復興構想会議の「復興への提言~悲惨のなかの希望~」前文のご紹介から始まり、ダボス会議に出席したときの様子を、写真や動画を踏まえてご紹介いただきました。ダボス会議ではインドの費用をかけた質の高いプレゼンが出席者に強い印象を与えた、とのことでした。
また、震災を受けて、当初は日本人の忍耐強さ、日本の建築物の耐震性の高さ、若者の被災地における活動に対して、日本は世界から好意的に受け止められていたが、以降は日本に関する報道自体が減ってきており、世界では日本が大変な状況にある、という認識のままになってしまっている状況にあるとの現状をご紹介いただきました。それを受けて、内閣官房では、日本への入国者数が、震災前に描いていたシナリオに、3年以内に戻そうとしていること、海外メディア、主要海外紙に向けたメッセージの発信を徹底的に行っていること、「共感力」、「対話力」、「ネットワーキング力」を駆使して日本のよさを伝えていこうとしていること、内閣広報室では「風評被害の克服」、「日本の信用力の回復」、「国際社会における日本の存在感の向上」を方向性として、各省庁を横断的にたばねるとともに、官民連携、海外との連携を行っていることをご説明いただきました。そして、一番難しいのは信用力の回復であり、我々が真実に踏み込んで、事実を詳細に伝えていくこと、かつ、分かりやすく伝えていくことを意識している、とのことでした。
続いて、日本ブランド再構築の一環であるクール・ジャパンについて、ご紹介をいただきました。経済産業省、文化庁、観光庁、等が取り組んでいるクール・ジャパンの中身として、海外への日本の地産品を売り込んでいる等の事例をご紹介いただき、今回のWelcome Back Partyの開催地である秋葉原を含む、マンガ、ゲーム、ファッション、食、と非常に広範囲に渡ってのクール・ジャパンの推進が企画中であるとのことでした。
最後に、冒頭紹介のあった「復興への提言~悲惨のなかの希望~」の結びの言葉をご紹介いただきました。
参加者からは、「東日本大震災を受けて、誰もが何かをしたいと思いつつ、具体的に何を行ったらいいか分からない状況にあるのだと思うが、我々が、現状に対してどのようなことを行っていくべきと考えるか」という質問があり、「5年、10年と長期間にわたって活動を行っていく中で、この震災で何が起こったのかといったことを忘れないこと、そしてその想いを、日々の暮らし、日々の仕事の中で反映していくことが重要」との回答をいただきました。
また、「ダボス会議にてインドの印象的なプレゼンの紹介があったが、インドのように今後ベンチマークとしていくべき対象はあるか、また、逆に日本がそれらの国に負けていないと思うところはあるか」という質問があり、「インド、中国は戦略的なものの進め方を行っている点で見習うべきところがある。シンガポールは小国で小回りが利くし、地理的にも優位、かつ、英語が公用語であることから強い国であると感じる。韓国は各国語に対応したホームページを作成している等、対外的な発信に優れている。対して、日本は各省庁の志の強さ、優秀さはすごいものがある。ただし、各省庁の障壁を越えた活動が難しく、また、伝える力が足りていない状況にあると考えている。」との回答をいただきました。

続いて、「決意表明」では、Class of 2011である参加者9名より、自己紹介~MBA卒業直後の熱い想いを、決意表明として語っていただきました。
MBA2011の皆さん

また、しばらくの歓談を経て、今回の会場であるディアステージを立ち上げた、もふくちゃんにスピーチをいただきました。(株)モエ・ジャパン代表取締役として、秋葉原ビジネスにかかわることとなった経緯から、現在展開中のビジネスの紹介をいただきました。その中で、自身がかかげる理念として、「秋葉原文化をいかに深く掘り下げ、盛り上げていくか」、「他ジャンルと積極的にコラボレーションしていくこと」(これについては、すでに手がけるアイドル達が有名ファッション誌にて取り上げられたりしている、とのこと)、「世界へ向けて発信していくこと」を挙げられました。
参加者からは、「海外へ売り込んでいく中で、オタク言葉をどのように伝えるのか」という質問があり、「日本語のオタク言葉は、実は海外では知られており、むしろ、説明なしでも伝わることに驚いている」との回答をいただきました。
また、「オタ芸(アイドルのパフォーマンスに対して、聴衆が行う動き、掛け声、等)にはどのような意味があるのか」という質問があり、各オタ芸に対する解説をいただくとともに、「ライブの場で編み出された言葉や芸がよくて、自然とオタ芸として伝わっていく、いわゆる現場発信型の芸である」とのご説明をいただきました。

もふくちゃん

スピーチ後は、歌って踊れるプロデューサーこと、ささかまリス子氏、男装アイドルユニットAIZENより、秋葉原アイドルライブの真髄を披露いただきました。ライブの前には、参加者がライブに合わせてオタ芸を楽しめるように、オタ芸のやり方を丁寧に解説いただきました。その甲斐もあり、最初こそ恥じらいが残っていたものの、途中からは参加者全員が体を動かし、掛け声をあげ、異様な盛り上がりをみせ始め、ライブは大成功に終わりました。
アキバアイドルオタクの皆さん

最後の閉会の挨拶では、MBA友の会幹事の小野澤学寿から「今回はノリで秋葉原の会場にしてしまったが、本当に大丈夫か最後まで心配なところもあった。しかし、アイドルのライブでは想像以上の盛り上がりをみせ、参加者の皆さんには楽しんでいただけたと感じたし、私自身も感動した。今回の経験を通じて、留学した時と同様に、新しい、異文化の世界をのぞいてみることの大切さを感じた。今後も、MBA友の会では各種イベントを企画・開催していくので、参加者、実行委員、等の様々な側面からMBA友の会との関わりを持っていっていただきたい」との言葉をもって、WBP2011は大盛況の中、幕を閉じました。
閉会の挨拶

その後、ゲストスピーカーである加治慶光氏をはじめ、興奮冷めやらぬ参加者約15名が、東京洋食バル・TOMOSHIBIに移動し、2次会を行いました。2次会では、Class of 2011、アプリカントの方にも多数ご参加いただき、より親交を深め合いました。

以上、WBP2011のご報告と、参加者・関係者の皆様への御礼とさせて頂きます。
2次会



WBP 2011 実行委員
小野澤 学寿、柴田 英寿、俵 輝道、金重 惠介、杉山 雄一、山内 亮、神澤 絵美、田淵 良敬、井筒 清史、藤井憲、山本 真理、渡邉 大介、武居 千織、根来 昌江、加藤 優花、小原 太



※ 作成者に無断で本記事を転用することを禁じます。

以上

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